【表参道の街角から】
三代続く信頼の技術。青山で受け継がれるカイロプラクティック
―― 東京カイロプラクティック 院長・竹谷内啓介さんに聞く
表参道・青山エリアで、「自分の体を自然にケアしたい」という方にぜひ知ってほしいのが、こちらの東京カイロプラクティックです。 背骨から身体を整えるケアを提供し続けているプロフェッショナル。 この地で1940年代から三代にわたり、地域の方々の健康を見守り続けてきた歴史あるカイロプラクティック・オフィスです。1977年から2011年まで整形外科クリニックと融合した形でも活動しており、現在は南青山の静かなエリアで、親子二代で施術を行っています。
日本のカイロプラクティックを拓いた家系。三代に受け継がれる“手の医療”
南青山の路地裏をはいった、落ち着いたたたづまいのマンションの1階にあります
- ――表参道・青山は、ここ数年で街の表情が大きく変わりましたよね。
- 竹谷内さん:そうですね。昔からあったお店が姿を変えたり、海外ブランドのフラッグシップが増えたり。変化のスピードは本当に早い街だと思います。
- ――そんな中で、一本路地に入った閑静な住宅地に、ひっそりと佇むのが東京カイロプラクティックですね。
- 竹谷内さん:はい。2020年までは父と一緒に北青山でやっていましたが、建て替えを期に2020年にこちらへ移転しました。 外の喧騒から切り離された、少し“隠れ家”のような環境は、結果的に今のスタイルに合っていると感じています。1940年代から三代にわたって、長く続けてこられたのは、街の方々と患者さんとの信頼関係があってこそだと思っています。
施術ベッドと竹谷内院長
- ――三代続くカイロプラクティックというのは、日本でもかなり珍しい存在ですよね。
- 竹谷内さん:祖父がこの世界に入ったのは、まだ日本でカイロプラクティックがほとんど知られていない1940年代です。その後、父や伯父たちがアメリカ・シカゴ近郊のナショナルカイロプラクティック大学(現ナショナル健康科学大学)で学びました。私自身は、知人がいたこともあり、オーストラリアへの留学を希望し、メルボルン郊外にあるRMIT大学健康科学部でカイロプラクティックを学びました。
- ――当時としては、かなり先鋭的な選択だったのでは?
- 竹谷内さん:そうですね。1977年には、整形外科医である叔父のクリニックにカイロプラクティック・オフィスを併設し、レントゲン検査などの医学的評価と手技による身体のケアを組み合わせるという、当時としては非常に先進的な取り組みでした。その考え方は、現在も私の治療方針の基本になっています。懇意にしていただいている整形外科医の先生方と連携して、患者さんにとって最適なケアを提供することを大切にしています。
- ――「病院では異常なしと言われたけれど、つらい」という方も多いですよね。
- 竹谷内さん:画像検査だけでは捉えにくい、身体の働きに関わる機能的な問題は少なくありません。だからこそ、西洋医学を否定するのではなく、その役割を尊重したうえで、お互いの強みを生かしながら患者さんを支える姿勢が大切だと考えています。
神経系から整える。カイロプラクティックという選択
脊髄の模型と図解
- ――日本では「整体」「接骨」「カイロ」が混同されがちですが、実際にはかなり違いますよね。
- 竹谷内さん:大きく違います。整体は日本独自の言葉で、リラクゼーションを含む幅広い概念。一方、カイロプラクティックは神経・筋骨格系を対象とした手技療法です。カイロプラクティックは、多くの国では法制化され、大学教育を受けた専門職として位置付けられています。
- ――「マッサージ」とも違うんですね。
- 竹谷内さん:はい。カイロプラクティックでは、背骨や関節の機能を整えることで、神経・筋骨格系の働きを改善し、本来備わっている回復力を引き出すことを目指します。
- ――日本でその国際基準を満たしている施術者は?
- 竹谷内さん:国際基準の教育を修了したカイロプラクターは、日本では約660人とされています。日本では資格制度が統一されていないこともあり、カイロプラクティックという言葉が幅広く使われています。国際基準の大学教育を通じて専門知識と臨床経験を積んだカイロプラクターを選ぶことが、大切な判断軸になると思います。
健康保険が適用されない理由
- ――東京カイロプラクティックは、健康保険が適用されないですよね。
- 竹谷内さん:日本の国民皆保険制度には多くの利点がありますが、短時間診療や薬の多用につながりやすい側面もあります。 日本ではカイロプラクティックの法律がないため、どのような条件でも健康保険が適用されません。その反面、自費診療であることから、じっくりと時間をかけて身体の状態や不調の背景を探ることができます。
- ――「安いから通う」ではなく、「価値があるから通う」。
- 竹谷内さん:そうですね。 一人ひとりの身体にしっかり向き合うためには、そうですね。 一人ひとりの身体にしっかり向き合うためには、施術だけではなく、しっかりと検査に時間をかけて患者さんの身体の状態を確認する必要があります。そのため、保険診療の医療機関や接骨院などと比較すると施術料は少し高めになります。
アスリートと外国人が集まる理由
世界地図に診察に来院した患者さんの出身国の首都にピンを押しています。すでに115ヶ国になるそう
- ――患者さんの6〜7割が外国人だそうですね。
- 竹谷内さん:国際基準の教育を受けていて、英語で対応するカイロプラクターが日本では非常に少ないんです。 表参道という立地もあって、自然と集まってきます。
- ――プロアスリートも多いとか。
- 竹谷内さん:オリンピック選手やプロ野球選手なども来られます。 彼らはアンチ・ドーピング規程(禁止薬物に関するルール)があるので、安易に痛み止めや注射に頼れない。 痛み止めなどの薬物に頼らずに身体を整えられることが、信頼につながっています。
- ――どんなときに、カイロプラクティックを受診すればいい?
- 竹谷内さん:カイロプラクティックは、すべての痛みや不調に万能というわけではありません。 だからこそ大切なのは、「身体の状態に合わせたケアの選択肢」を知ることです。 以下は、受診を考える際のひとつの目安です。
- ●カイロプラクティックを検討したいサイン
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以下のような問題を抱えているのであれば、 身体のバランスや神経・筋骨格系の機能を整えることで、症状の改善が期待できる場合があります。
- 慢性的な腰痛や首の痛み、寝違えを繰り返している
- 肩が上がりにくい、可動域が狭くなってきた(五十肩など)
- デスクワークやスマートフォン操作による姿勢の崩れが気になる
- はっきりした原因はないが、疲れやだるさが抜けにくい
- スポーツで「左右のバランスが悪い」「以前よりスムーズに動けない」と感じる
- 医療機関での検査では「異常なし」と言われたが、不調が続いている
- ●まずは整形外科などの専門医を受診したほうがよいサイン
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一方で、次のような症状がある場合は、
自己判断せず、医療機関での検査を優先することが重要です。
- 夜、安静にしていてもズキズキと続く強い痛み(夜間痛)
- 転倒や事故など、明らかな外傷がある場合(骨折・脱臼の可能性)
- 排尿・排便の異常や、急激な筋力低下を伴う痛み
- ――どっちか判断つかない時は?
- 自分の症状がどちらに当てはまるのか、 判断がつきにくいことも少なくありません。 そういう場合でも遠慮せずにぜひ相談してくださいね。
- ――自分の身体の声を無視しないことが大切ですね。ありがとうございました。
- 自分の身体の状態を知ることは、健康への第一歩です。身体と向き合うきっかけとして、カイロプラクティックを上手に活用してみてはいかがでしょうか。
お気軽にご相談ください。
東京カイロプラクティック書籍
- ●背骨に秘められた健康スイッチ
- 法律がないので玉石混淆状態な日本のカイロプラクティック事情。さまざまある背骨矯正による手技療法のうち、カイロプラクティックを分かりやすく紹介するのが本書。人体のメカニズムよりも日常的な話題で、カイロプラクティックに関する25の疑問、筋肉や関節、姿勢、健康観、さらに実用的な体操法も掲載した、カイロプラクティック入門に最適な1冊。
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- ●健康はハーモニー
- 経系神と筋骨格系の調和(ハーモニー)としてのカイロプラクティックを、患者目線で哲学する。日本には法律がないので玉石混淆状態、それゆえ良くも悪くもさまざまな認識が混在・氾濫するカイロプラクティック。その正しい概念を伝え、健康の本質に触れる。「自分の健康は自分で守る」ことを理解し、実践するための手引書。
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| 店名 | 東京カイロプラクティック |
|---|---|
| 営業時間 | 月曜~土曜 10:00~18:30 |
| 定休日 | 日曜・祝日 |
| 住所 | 東京都港区南青山4-20-4 ホリアージュ南青山101 |
| TEL | 03-3478-2713 |
| URL | https://tokyochiro.com/ |
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