
ヴァルカナイズ・ザ・カフェ で英国の味に出会う!
※ヴァルカナイズ・ザ・カフェ は閉店しました。ヴァルカナイズ・ロンドンは営業しております。[編集部注]
表参道エリアでもマッシュの大のお気に入りなのがヴァルカナイズ・ロンドンです。こちらは英国ブランドばかりを集めた、ほかにないコンセプトのお店です。
今回はこちらの店舗に併設されているヴァルカナイズ・ザ・カフェをご紹介します。どんなこだわりのお店なのか、気になりマッシュ!
こちらのお店は、表参道駅からすぐ。骨董通り沿いにあります。
地域柄、スタイリストやファッション誌のスタッフなどが、休憩や打ち合わせで立ち寄ることも多いのです。かくいうマッシュも、時々、利用させてもらっています。カウンター席にはコンセントがあるほか、wifiも利用できます。そんな気配りは、この界隈で仕事をする方には心強いですね!
英国のクラシック&モダンをうまく取り入れた看板やディスプレイなどが魅力的。
清潔感のあるモダンな店内。カウンター席で電源が使えるほか、wifiも利用可能です。
ヴァルカナイズ・ザ・カフェ は英国人も納得の本場の味です!
まずは店長の笹垣 武さんに、お店の一番個性的な点を聞いてみました。
「ヴァルカナイズ・ロンドンの店内ですから、英国を感じられるメニューをご提案しています。スコーンやマフィンなどのメニューは、英国の人に試食をしてもらい、本場の味そのままを忠実に再現しました。これらのメニューは、本場だと見た目や触感が素朴で家庭的。これを日本でパティシエが作ると見た目は繊細、味や触感が日本人好みと、アレンジしがちです。でも、このカフェでは、そうしたことはあえてしていません。本場にあるものと同じかどうかが大切なのです。また、私は人に触れ合える仕事が好きなので、ホスピタリティを大事にしています」。
味や接客、お店の雰囲気と三拍子揃ったこちらのカフェ。いまでは笹垣さんとの交流を楽しみに訪れる常連さんも多いのです。
店長の笹垣 武さんは、海外暮らしの経験もあるほか、学生時代から長くカフェなどの飲食業を経験してきた人物。その実績を買われ、ヴァルカナイズ・ザ・カフェの立ち上げから参加しています。英国の味を再現するために、多くの飲食店を訪ね歩いたほか、本を読み、英国人に話を聞くなど苦労を重ねたそうです。
スコーンは絶対に食べるべき!
一番人気のメニューは、3種類の味が用意されたスコーンです。
このメニューは2009年のオープン当初から人気が高く、歯ごたえのある触感とボリュームが魅力。この大き目のサイズ感も英国のものさながらなんです。
カウンターに並んだスコーン。イングリッシュスコーン単品290円、ドライフルーツとナッツのスコーン単品330円、クリームチーズとラズベリーのスコーン単品350円。(すべて税込)。
また、ほかでは、なかなかお目にかかれないのがキャロットケーキ。
実際に頂くと、密度の詰まった歯ごたえと、野菜っぽさゼロの優しい甘さに驚きます。「加熱することでキャロットから甘味が引き出されるのです」と笹垣さん。こちらも英国流のやや大き目のボリューム。英国在住経験のある方からは、「懐かしい!」との声が上がることも少なくありません。
キャロットケーキにはバターとクリームチーズによる特製クリームが添えられています。あっさりした大人向けのクリームがたまりません。キャロットケーキ単品420円、クリーム添えは520円(ともに税込)
ドリンクがこれまた魅力的!
もうひとつの人気メニューが、オーガニックのソイミルク。
そのままソイミルクとして飲むほか、チョコレートを混ぜたチョコレートソイミルクも好評です。このソイミルクはホットとアイスの両方が用意されています。ソイミルクは豆乳のことなので、牛乳の苦手な方も安心です。
ソイミルクはプロヴァメルのものを使用。パッケージでの購入も可能です。ソイミルク642円(税込)、チョコレートソイミルク702円(税込)
そして圧巻は、英国の紅茶、クリッパーの品揃え!
クリッパーはフェアトレードとオーガニックが特徴のブランドです。こちらのカフェでは、なんと19種類が取り扱われています(店内で飲めるのは8種類)。パッケージが実にオシャレです。
クリッパーの紅茶は茶葉により価格が異なりますが、一箱800~900円前後(税込)。
ランチもやっています!
12:00~15:00はランチタイム。
サンドイッチが充実しているのが、なんとも英国的じゃありませんか。サンドイッチはバゲットを使ったもので、ボリュームも満点。女性にはうれしいハーフサイズもありますよ。英国ではサンドイッチバーというものが人気だそうで、そんなカルチャーが、表参道でランチタイムに味わえるとはうれしい!
コロネーションチキンのサンドイッチ650円、ハーフサイズ350円(ともに税込)。コロネーションとは戴冠式の意味で、もともとは英国王室の戴冠式で食べられていたのが始まりだそうです。カレー風味のグリルチキンにマヨネーズ&セロリが入ったイギリスの伝統料理をサンドイッチにアレンジ。中にはレーズンとマンゴーチャツネも入っています。フルーティな、この味は一度食べたら忘れられません。マッシュもまた絶対食べにきちゃいます!
「英国を再現していると聞くと『緊張してしまうかも…』と思う方もいらっしゃるかもしれませんね。でも、少しでも温かい気分を感じていただきたいと思っていますので、どうぞ気楽な気持ちでいらしてくだい」と笹垣さん。
オシャレな雰囲気とリラックスできる環境。そしてなにより、英国に行った気分を手軽に感じられる美味しいメニューの数々。これは英国好きならずとも、足を運ぶ価値がある名店ですよ!
- ヴァルカナイズ・ザ・カフェ
- 住所 東京都港区南青山5-8-5
- 営業時間 12:00~19:00
- 定休日 日曜