第5回 表参道エリア、気になるおすすめチョコレート
2012年もあっという間に一カ月が過ぎ、気づけば表参道界隈のショップウィンドウはバレンタイン一色!!差し上げたい女子も、頂きたい男子も、自分で食べたい女子も(バレンタインの80%はこれで出来ていると思う!)、ドキドキわくわく心が躍る季節の到来です。 表参道地域は有名ショコラティエの路面店がたくさん並ぶチョコレート激戦区。というわけで今回は、「ガァ子が今個人的におススメしたいチョコレート」を2店舗紹介いたします。
ときめくスイーツが並ぶ「アニバーサリー」
言わずと知れたウエディングケーキのパイオニア的お店。オーナーの本橋シェフは、当時イミテーションばかりだったウエディングケーキ界に生ケーキを持ち込み、その素晴らしさを伝えた方です。芸術品のようなシュガークラフトで飾られたウエディングケーキは女の子の憧れですよね(そして食べられるんだから最高)~!
店内に入ると、ケーキや内装の見た目、色合い、雰囲気、すべてがまさに「かわいい」で埋め尽くされています。実はこのガァ子、ピンクや花柄やハートなどファンシーな雰囲気はあまり得意ではありません。ですがこのお店にいると体の奥底に沈んでいた女心をくすぐられてしまいます。品が良くやさしい、上質なかわいらしさだからこそそんな気持ちにさせてくれるのだと思います。
応対してくださった店員の小山さんに、こちらの売れ筋をうかがうとケーキではショートケーキとレアチーズケーキが人気だそう。特に丸いショートケーキは一人のために作られたホールケーキのようで、そのスペシャル感とかわいさから口コミで人気が広がったのだとか。
女の子がキュン!とするチョコレート
アニバーサリーが今年バレンタインに提案するチョコレートは、ピンクフォーチュネット(ピンク色の幸福)という名前のトリュフ。
ガァ子「まさに『アニバーサリー』という雰囲気のチョコレートですね。ピンクのトリュフにバラが飾られていて、キラキラしています!」
小山さん「パウダーをかけてキラキラさせています。最近はシックなものが多いですが、女の子らしいものが好きだという方には喜ばれます。シャンパンを加えたやわらかいガナッシュにホワイトチョコレートとストロベリーチョコでコーティングしています」
常時バラ売りで販売しているチョコレートも、この時期になると詰め合わせてバレンタインギフトとして販売しています。ストロベリー&カプチーノは定番の人気のチョコレート。特にストロベリーのトリュフは中にイチゴの果肉が入っていて、食べた瞬間甘酸っぱいイチゴの風味が口全体に広がります。「食べたお客様が、思ったよりイチゴ!って驚かれるんですよ」とのことで、小山さんも個人的には一番のおすすめですと教えてくれました。
その他、冬季限定発売にも関わらず一年中問い合わせが来るという栗チョコは、裏ごしして丸めた栗にチョコをコーティングした一品。栗を食べているかのような贅沢&濃厚なお味なので栗好きならぜひ一度お試しを。
また白ワインで煮た酸味のあるあんずにスイートチョコレートを挟んだ「あんずの生チョコ」は大人の女性に人気。甘酸っぱさとチョコレートの甘さが絶妙で、あまり他では見かけないチョコレートではないでしょうか。お友達やお世話になっている女性などにあげれば喜ばれること間違いなし!(実はガァ子一番のおすすめはこちら。定番として販売しているいちぢくのチョコレートもおいしいですよ~)
- Anniversary(アニバーサリー) 青山本店
- 住所:東京都港区南青山6-1-3 コレッツィオーネ1F
- 営業時間:11:00~19:00
- 休日:月曜日(但し祝日にあたった場合は翌火曜日が休み)
今、話題の「コンパーテスショコラティエ」
続いて紹介するのは、ロサンゼルスでハリウッドセレブたちを虜にしているという話題のショコラティエ。昨年1月に日本に上陸するとあっという間に店舗数を増やし、昨年9月、ここ表参道に満を持して日本初の路面店がオープンしました。今一番勢いのあるショコラティエと言っても過言ではありません。
コンパーテスと言えば、スカル柄のポップなチョコレートが有名です。オーナーのジョナサン・グラムは2003年、19歳で父からコンパーテスを引き継ぎ、その独自のセンスで革新的でユニークなスタイルのチョコレートを作り上げました。彼のインタビュー記事を読むと「チョコレートはファッションで、スタイリッシュ」なんて言葉も飛び出していて、ヨーロッパのショコラティエとは一線を画したそのスタイルが興味を惹きつけます。
「もちろん、見た目だけではなく味もしっかりしているというところでまた多くの方に受け入れていただいたのだと思います」と話してくださったのは青山店店長の松村さん。やはり一押しはスカル柄のオリジナルトリュフだそう。
ガァ子「スカル柄以外にもいろいろな柄があったんですね!味も、ゆず味なんてものが!」
松村さん「ええ、ゆずは日本限定なんです。実はその他のチョコレートもすべて日本の気候と趣向に合わせてオーナー自ら配合のレシピを変えているんですよ」
ガァ子「ちなみに、おすすめのお味はありますか?」
松村さん「ゆずです(即答)!それと……女性にはストロベリールージュですね。かじっていただくと、中がすごく鮮やかな赤色で、ホワイトチョコレートの甘さとストロベリーの酸味が楽しめます」
ちなみにゆず味、風味だけではなくゆずの酸味までしっかりと残っていて、濃厚なチョコレートにさわやかな後味が新鮮でした。
バレンタインも遊び心満載で
こちらの店舗で、というより全店舗で一番人気だというチョコレートが「ラブフルーツ」です。セミドライ加工のドライフルーツにチョコレートをディップ。ドライフルーツとは思えないほど柔らかい食感で、なおかつドライフルーツの甘さもある摩訶不思議なおいしさ。
松村さん「フルーツは7種類あるんですが、ディップしているチョコレートもフルーツに合わせて変えているんです。リピーターのお客様も多くて、バレンタインのギフトとしてもおすすめしたいです」
袋入りのものは大きさも値段もお手頃、さらに見た目もキュートなのでお世話になっている方や友達へのちょっとしたプレゼントに最適です。箱入りを買えば、職場の皆さまでどうぞ~なんて場面にぴったりなのでは!?
ガァ子が個人的に友達や同僚にあげたいなと思っているのが「ラブナッツ」。
松村さん「ナッツを丁寧にローストして、シーソルトをかけた上にチョコレートをコーティングしています」
ローストした香ばしさとチョコの甘さ、シーソルトのしょっぱさが絶妙にマッチしていて、後引く味、癖になる味とはまさにこのこと。ナッツはピーカン、カシュー、マカダミアの三種類あり、おすすめはピーカンです。クルミ科のナッツで、クルミに似ていますが脂肪分を多く含むためマイルドでチョコによく合い、口の中にナッツが最後まで残ってしまうような感じもありません。
最後にご紹介するのは、バレンタインの時期限定の商品です。ひとつはハート型のトリュフを加え、さらに人気の高いトリュフを詰め合わせたセット。ハートはホワイトガナッシュを利用したプレーンタイプ。セットの内容や値段などはお店に問い合わせてみてくださいね。
もうひとつは、これぞコンパーテス!というアイテム、「スカルスティック」です。スカルの目がゴールドでなかなかクール。味はスイート、ミルク、デンジャーの三種類。デンジャーにはカイエンペッパーを加えており、うま辛なチョコレートに仕上がっているのだとか。おしゃれでユーモアセンスのある男の子にあげたいなぁと想像が膨らみますね。
- コンパーテスショコラティエ 青山店
- 住所:東京都港区南青山3-12-11-1F
- 営業時間:平日、土曜10:00~21:00 日祝日10:00~20:00
- 休日:無休